請求書処理を、Geminiで自動集計へ
有限会社 篠宮組 様 | 土木建設業 | 香川県高松市 | 使用ツール:Gemini
課題|月末の請求書処理が、経理の重荷になっていた
月末になると、大量の請求書を手入力していました。PDFを一枚ずつ開いて金額を転記し、ファイル名も変更する——膨大な手作業が、毎月の負担になっていたのです。
生成AIで自動化できないかと試したものの、うまくいきませんでした。理由は、現場名の書き方がバラバラだったからです。同じ現場でも、請求書によって正式名称だったり、略称だったり、社内だけで通じる呼び方だったり。人間なら「これは同じ現場だ」と分かりますが、AIには分かりません。集計そのものが成立しませんでした。
私たちがしたこと|約500件の「表記ゆれ」を言葉にした
Geminiで請求書の仕分け・集計を自動化するにあたり、まず取り組んだのは、AIの設定でもプロンプトの工夫でもありません。
過去約500件の取引先と現場について、「正式名称 ⇄ 短縮名(表記ゆれ)」を紐づけたマスターを、ひとつずつ整備しました。
これは現場の方の頭の中にしかなかった情報です。「この呼び方は、あの現場のこと」という暗黙の了解を、AIが読める言葉へ翻訳する作業でした。地道ですが、ここを飛ばすとAIは何も判断できません。
成果|PDFをフォルダに入れるだけ
指定のフォルダにPDFを入れるだけで、Geminiが自動で仕分け・転記するようになりました。業者別・現場別の集計まで、ボタンひとつで完了します。
手入力の時間がなくなっただけではありません。転記ミスの心配もなくなりました。経理の頼れる右腕になっています。
AIの性能ではなく、「AIに何を教えるか」が成否を分けました。同じGeminiでも、約500件の表記ゆれマスターを与えるかどうかで、使えるか使えないかが決まります。これが私たちの言う「言語化」です。